2023年の「受難の主日」は、4月2日の日曜日です。
カトリック信者にとって大切な日になるので「えっ、どんな日?」「知りたい!」あなたに説明します。
「受難の主日」とは?なに?
イエス・キリストが、エルサレムに入城したことを記念する日(祝日)のことで
この日曜日から「聖週間」と呼ばれる、まさに「キリストの受難の1週間」がはじまる。といったことで信者にとってとても大切な日になります。
「受難の主日」は、「枝の主日」とも呼ばれます。
「イタリア語で、なんという?」@「受難の主日」ってなに?
イタリア語では「Domenica delle Palme」(ドメニカ・デッレ・パルメ)といいます。
「毎年同じ日?決まった日」なの?@「受難の主日」ってなに?
いいえ、毎年同じ日ではありません。
毎年必ずイースター直前の日曜日ということは決まっているのですが、イースターが移動祝日のため受難の主日も毎年日にちが異なる「移動祝日」になります。
そして、受難の主日からカトリック教徒(キリスト教)にとって
とても大切な祝日であるイースターまでの1週間、キリストの受難を記念する「聖週間」に入ります。
「ドメニカ・デッレ・パルメ」の意味とは?@「受難の主日」ってなに?
直訳すると「ヤシの日曜日」
キリストがエルサレムに入城したときにイスラエルの人たちが
ナツメヤシの枝を手にキリストの祝福を唱えながら迎えたところからきています。
なので、本来ならヤシを使いたいところなんですが、どの国や地域にも多くのヤシが生息しているとは限らないので、それぞれの国や地域に合ったヤシにふさわしいもので代用しているということで、イタリアではオリーブの枝が多く使われています。
「なぜ枝を持った人が歩いているの?」@「受難の主日」ってなに?
教会で祝別(祈られ聖水がかけられた)を受けた、オリーブの枝が配られているからです。
「なぜ枝を持ち帰るの?」@「受難の主日」ってなに?
毎年、教会で新しいオリーブの枝をもらっては家に持ち帰り飾り「平和」の象徴、お守りとして家やオフィス・お店に飾るためです。
「どこに飾る?飾り方は?」@「受難の主日」ってなに?
特に決まった場所があるわけではないのですが、イタリアでは「玄関」や「寝室」(家)などに飾ります。
例えば、ベッドの上に飾っているマリアさまと幼子キリストの絵の額や、ベッドのサイドテーブルの上の置物、またオフィスの自分の机ならペンスタンドの隙間に、一枝挟む。といった感じです。

我が家がもらう教会では、こんな感じの「小さな袋入り」になっているので
そのまま立てかけるように置いて飾っています。
「ローマの町中の様子」受難の主日/枝の主日の当日
歩いているひとを見かけるけれど、土地柄圧倒的にオリーブの枝が多いですね。
これがカトリックの総本山、世界中からたくさんの信者たちが集うヴァチカン市国・サン・ピエトロ広場になるってくると、ヤシの葉を持った人も多く見かけます。
「みんなどの教会で枝をもうの?」@「受難の主日」ってなに?
決まった教会があるので、その教会でもらいます。
そうでもない人たちはちょっと入った教会でもらったりもらわなかったりといろいろ、これもひとそれぞといったところです。
「キリスト教徒じゃないもらえる?」@「受難の主日」ってなに?
もらえます。
私はキリスト教徒ではないんですが
毎年「喜捨」をして、枝をもらってきては部屋に飾っています。
「喜捨する必要はあるの?金額の目安は?」@「受難の主日」ってなに?
喜捨はしましょう!
金額の目安は、下の写真のような枝を1、2本もらうなら、1€を目安にするといいでしょう!
喜捨箱は、枝や入口のそばに置いてあることが多いです。
「枝をもらうときの注意」はある?@「受難の主日」ってなに?
あります。
・信者を押しのけてもらうようなことはしないようにしましょう。
・また教会内で配られることが多いので「教会内での基本的な注意」を守りましょう。
例えば、上の写真にも注意書きがありますが
・ノースリーブやミニスカート・ショートパンツでの入場は禁止。
・大きな声ではなさない。
・スマホは電源を切る、または音が鳴らないようマナーモード設定にする
・写真や動画撮影が禁止されている場合が多いので、十分に注意しましょう!
(ちなみに上の写真の注意書きは、写真撮影が禁止なのではなく、フラッシュ禁止の禁止)
・走らない。
・大きな声を出さない。
など
教会は日本のお寺や神社と同じで信者にとっては厳粛で神聖な場所、リスペクトすることが大切です。
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